製造業の営業が持つべきスキル

  • 生産管理に役立つ
  • 製造現場に役立つ

製造業の営業として必要なスキル

前回の記事、製造業の営業で必要なことで必要なスキルとは何か?を記述しました。 今回は、もう少し掘り下げて各スキルの説明をしていきます。

再掲とはなりますが、製造業の営業として必要なスキルのおさらいです。

必要となる主なスキルは3種あります。これら3つのスキルは同時に身に着けるのが難しいものではありますが、身に着ける順番に気を配ることで効率的に身に着けることが可能となります。

3種のスキルはどのように身に着けるとよいのか

ではどのような順番で身に着けるべきか?

3種のスキルにはそれぞれ特徴があり、これらの特徴を整理すると身に着ける順番がお分かりいただけるかなと思います。特徴整理には製造業の管理には欠かせない要素であるMan(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の4Mで整理するととてもシンプルになります。

上記の特徴の整理結果からおわかりかと思いますが、各スキル毎に関係する要素数が違います。工場負荷の理解では、人(Man)のことと機械(Machine)の二種類が関係する要素がありませんが、製造原価の理解では、4M(Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法))のすべてを理解することが必要となります。このことからわかるように要素の少ない順に 身に着けていくことで効率的に身に着けていくことができ、併せて手戻りを最小化し理解も最大化することが可能となります。

4Mの詳細については別の記事で記述できればと考えていますが、4Mは製造業の現場での製造や品質管理を行うために威力を発揮する指標で問題解決や課題解決に役立ちますが、製造業の事務所や営業シーンにおける問題解決や課題解決にも役立つ優れものです。

では、何からはじめればよいのか?

身に着けていく順番はわかったけど、何からはじめたらよいのか?と思われているかと思います。まずはじめにやることは自身が務めている会社、工場での4M(Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法))の定義を上司の方や社長に確認してください。基本的は考え方は以下ですが、会社や工場によって異なることがあることも少なくないからです。

定義の確認ができれば、あとは製造現場での現地現物現認とコミュニケーションで理解を深めていけばおのずと4M(Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法))各要素の定量定性の説明ができるようになります。

説明ができるようになれば、これまで見えていた現場の景色そのものが変わったことに気が付くと思います。ここまでくると意識せずとも技術力やコストの観点も絡めた営業トークができるはずです。

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