ジャストインタイムを実現するために納品までにかかわる全ての工程の同期化をねらったものと情報の流し方のルールと道具のことを生産のしくみといいます。
製造は工場内に人と設備が配備ができ、その人が工場内の設備を扱う技能をもっており、さらに顧客要求と製品性能を満たすために図面どおりの加工ができれば製造が完了し、顧客へものを届けることは可能です。
ではなぜ生産のしくみが必要となるのでしょうか?
日々の製造を実行していると必ず突発的な対応を余儀なくされることがあり、生産現場の実力を今より筋肉質にしておくことが大切になります。そのためには、
このステップが必要となり、(特に2はトライ&エラーとなることも多い)これを実行するために生産のしくみが欠かせない存在だからです。
継続的に問題・課題に対して継続的に対策を講じていくことでトヨタ生産方式の原則にそった、必要なものだけを「造る・運ぶ」の実現に近づき、ジャストインタイムの実現へ近づいていきます。
上述したように生産現場の実力を筋肉質にするためには、まず現状の実力をより正確に把握することから始めます。もっというとこれが原点となります。
ではどのように実力の把握をするのかというと、前述した納品までにかかわる全ての工程の同期化をねらったものと情報の流し方の把握となるのですが、その中でも生産のしくみを構成する3要素を押さえる必要があります。
これら3要素は、お互いに独立しておらず密接な関係を持っておるのですが、別章で記述できればと考えます。
以上が生産のしくみおよび、生産のしくみを構成する要素となります。
近年の製造業では、多様化するマーケットニーズの変化に適応すべく「少量多品種化」と「短納期化」に対する要求が高まっています。
また多くの現場では、日々の量産と小ロット生産を並行して進めているため、管理業務はさらに肥大化・複雑化しており、緻密なスケジュール管理や在庫管理が求められています。
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